見上げる空に垣根なし

風天

見上げる空に垣根なし

正直

 インフルエンザの予防接種が始まり、今年も2ヶ月半。冬支度を始める季節がやって来て、妻が生けた秋桜を見ながら秋を思う。

 今年は自分に正直に生きたかと。自分に正直に生きるのは、難しもので、争いごとが起きたり、他人に嫌われる。嫌われるのではないかと、頭を過るが、も一度考え、その発言・行動は自分に正直かどうかと。

 人間は他人に嘘をつけても、自分には嘘をつけないものである。立場・損得・権利・地位などと頭を巡らすと、自分の都合のいい様にばかり考え、ジレンマに襲われ、自分に嘘をつく。そしてその嘘が、自分ではなく他人の人生を歩ませてしまう。私は自分に言い聞かせている、それは自分の人生かと。仮初の平穏のため、他人の人生を歩んでいないかと。自分に正直に勇気を持って自分の人生を歩み、困難に立ち向かった生きたいものである。そして正直さゆえにもがき苦しみ生きていきたいもの出る。

 正直に生きる上で必要なもの、それは無条件の信頼、他人を無条件に信頼する勇気を持って行動していきたいものである。人間は一人ではいきていけないのだから、困った時は援助し、困っているときは援助してもらい、仲間と困難に挑戦する勇気、それが正直な心ではないだろうか?

 

 息子に自分には嘘をつくな、正直に生きろと。

 正直と独りよがりの頑固さとを履き違えている様であるが、愛と勇気とを持って行動してもらいたいものである。

 

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